本を書き始めたきっかけ
森林原人氏(以下、森林):ありがとうございます。高いところから失礼します。
(会場笑)
森林:今日は足元の悪いなか、はるばる来てくれてありがとうございます。緊張していますけれども、みなさんの顔ぶれを見ると和みます。初めて僕と会った方も少しはいると思うので、それを前提で話を始めたいと思います。今日は1時間くらいですけれども、よろしくお願いします。
(会場拍手)
森林:じゃあ、座らせてもらいますね。まず、この本を出すいきさつから話させていただきたいと思います。
偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論 (講談社文庫)
花房観音(はなぶさかんのん)さんという小説家の方がいらっしゃって、その方は元々、AVライターをやっていてたんです。AVを見て、どこのシーンがおもしろいとか批評を書いたりする仕事ですから、AV業界の方とわりと親しいんですね。
まず、市原さん(市原克也氏)。市原さんはアテナ映像の作品によく出ていて、隊長とか呼ばれている、スキンヘッドの方です。その市原さんと花房さんが仲良くなって、そこから銀次さん(佐川銀次氏)とつながって、代々木さんともつながり、僕も呼んでもらってるアテナの忘年会にいらっしゃるようになったと。
そこで初めて会ったんですね。花房さんは僕の映像をけっこう見ていたんで、はじめましてだけどはじめましてじゃないですみたいな、そういう感じで話をしていくなかで、僕がビデオ・ザ・ワールドという雑誌で、男優の黒田くん(黒田悠斗氏)と一緒に書いていたコラムというか男優日記を読んでいましたみたいなことを花房さんが言ってくれて。
本文はこちら